長野支部・夏季合宿/2018.07.14-15
7月14日(土)から15日(日)にかけ長野の飯綱高原にて夏季合宿が行われました。今年も県内各道場から多くの参加者が集まり、普段顔をあわせない道場生同士の交流を深めました。
合宿初日は、宿舎となる「長野市いこいの村アゼィリア飯綱」に13時に集合しました。ロビーに集まった合宿参加者は、藤原師範より部屋割りと諸注意を聞いた後各部屋へ別れ合宿初回の稽古に備えました。長野支部は大人と子供が一緒の部屋となり、合宿中は基本的にグループ単位で行動します。普段同学年の者同士で過ごすことが多い少年部にと
って緊張感のある合宿になるとともに、年の離れた大人から空手以外のいろんなことを教えてもらう良い機会となります。
合宿最初の稽古は宿舎に隣接されている体育館にて行われました。今回の合宿は全国的な猛暑の中の開催と一週間後の長野県大会を控えていることもあり、体調と怪我には最新の注意を払いながらの稽古となりました。まず最初に入念なストレッチから稽古が始まりました。肩甲骨の可動域を広げる動きなど、体の各部位ごとに時間をかけて行いました。藤原師範からは一つ一つの動作の意味について丁寧に説明していただいたことで、その効果を実感しながら行うことができました。
続いて行われた基本と型、約束組手の稽古では、空手本来の武道的な体の使い方や、より実践的な技の使い方を指導していただきました。普段の稽古で何度も繰り返した基本動作に、こんな深い意味があったのかと思うと同時に、空手の奥深さを改めて気づかされる稽古となりました。稽古の後は楽しみにしていたバーベキューです。お腹を空かせた少年部は、大人の先輩が焼いてくれる肉や焼きそばを次々に口へ運んで行きました。今年も道場生の畑で採れた新鮮な野菜やスイカなどの差し入れがあり、お腹を空かせた道場生の胃袋を美味しく満たしてくれました。
夕食の後は合宿のメイン行事?「新極真会グッズ争奪!大じゃんけん大会」です。長野支部のじゃんけん大会はある意味で稽古よりも厳しく、グー、チョキ、パーで容赦無く少年部を攻め立てる大人気ない大人が現れます(笑)。しかし少年部も怯むことなくグー、チョキ、パーを操り、豪華賞品を次々に獲得していきました。合宿2日目は早朝稽古から始まります。まずはシャドウでゆっくり体を温めました。続いて技を限定した組手から軽いスパーリングを総当たりで行い、朝の稽古を終了しました。
合宿最後の稽古は型から始まりました。始めにゆっくりした動作で正確に動くことを意識しながら行いました。通常のスピードでは気がつかなかったことが、ゆっくりした動作で行うことで何ができていなかったか気づくことができました。この後長野県大会の型部門に出場する選手一人一人が、師範の前で型を行いました。師範の目の前で行う型はとても緊張しますが、本番に向けて良い練習となりました。最後はスパーリングを行って、合宿の稽古を締めくくりました。今年の夏合宿は、長野県大会を一週間後に控えた猛暑の中で実施されました。このため激しい稽古はできませんでしたが、師範より武道としての空手の動作、より実践的な動作を基本や型を通して指導していただくことができました。
長野県大会直前ではありますが、制約のある試合とは違った空手を知ることにより、改めて無限の可能性を秘めた武道としての空手の魅力を感じ取れた合宿となりました。
押忍
2018年7月31日 2:32 カテゴリー: