フルコンタクト空手 新極真会長野支部

2019年・長野支部錬成大会レポート

5月12日、松本市柔剣道場にて「2019年・長野県錬成大会」が開催され、型、組手の計16部門に多くのエントリーがありました。

 

型の試合は、小学校低学年の方から始まりました。どの選手も小さい体ながら、精一杯練習の成果を見せようとする一生懸命な姿が印象的でした。その中でも、ひときわ目立った型を行った矢澤優祁が優勝を果たしました。

小学生高学年の部は、通算4連覇をしている佐當直紀が強さを見せ、貫禄のある堂々とした型を披露し、5連覇を果たしました。

中学生の部では、エントリーした選手が少なかったものの、3人とも手足の長さを生かした力強い型を見せました。

一般の部では、欠場が多く試合数が少なくなってしまったものの、昨年の長野県大会で3位入賞を果たした宮澤来夢が優勝を果たしました。

 

今年の組手は、幼年からシニアまで体格差や階級差が大きい試合が多かったと感じましたが、相手に怖気づいてしまうのではなく、積極的に攻撃を仕掛けていく組手や、最後まで諦めずに戦い抜く選手達の姿が多く見受けられ、その頑張りを見ている周りの声援も熱を帯びていました。

 

小学1年男子の部では、昨年幼年の部で大人顔負けの試合を行った高橋龍と金井陽叶が決勝への駒を進め、さらに成長した試合を見せました。高橋は惜しくも敗れたものの、体格差の大きい金井に対して手数も多く、諦めず積極的に攻撃する姿に心を打たれました。

 

小学5・6年男子の部の決勝では、昨年に引き続き、他県での試合などにも積極的に挑戦している佐藤直紀と下平大翔が試合を行いました。強い突きや蹴りなどが繰り広げられたハイレベルな戦いの末、昨年悔しい思いをした佐藤が雪辱を果たし、優勝しました。

 

中学女子の部では、初戦に酒井朱晶と萩原明花が対戦しましたが、白帯である萩原が茶帯で上段蹴りを得意とする酒井に対し、押されながらも一生懸命攻撃に挑戦してく様子がとても印象的でした。結果は酒井に技ありを取られ負けてしまいましたが、これからの成長を期待できる良い試合であったと思います。

 

一般上級の部では、唯一の高校生である松山怜音が驚異的な強さを見せました。試合中、顔面殴打などの攻撃を多くもらったにも関わらず、攻撃の手を休めることなく、鋭い突きと下段蹴りを相手に利かせた見ごたえのある試合を繰り広げ、観衆をどよめかせました。しかし惜しくも優勝は叶わず、黒帯らしい粘り強い組手を行った藤岡和貴が優勝を果たしました。

 

最後になりましたが、感動の試合を見せてくれた選手の皆様、大会運営スタッフ並びに選手の応援に駆けつけてくださったご家族や関係者の皆様方のおかげで、今大会が無事に開催できましたことを感謝致します。

 

諏訪道場 宮澤来夢

 

大会結果(PDF)

2019年5月20日 2:37 カテゴリー: